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◆ふじすえ健三 メールマガジン◆  No.289    2012/8/22(水)
[民主党 参議院議員]
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Name 様

 尖閣諸島への香港の活動家の上陸、竹島への李明博大統領の上陸、メドベージェフ
首相の国後島上陸とわが国の領土に対する隣国のけん制が相次いでいます。ある外交
関係者と話をしましたが、彼は「ここで領土問題が出てくるのは、日本の政治が安定
しないこと、そして、それぞれの国でも国内政治が安定していないこと、が原因では
ないか」と言っていました。
 私もこの言葉に同意するところがあります。
 まず、尖閣諸島については、8月上旬の新聞に「尖閣諸島を国が買い取る」との記事
が流れたことが中国政府を刺激したようです。このような情報が政府から流れること
自体が大きな問題ですが、そもそも尖閣諸島については大きな戦略の枠組みが必要で
徐々に実効支配する計画をひそかに実行する必要があると考えます。
 また、李明博大統領の竹島上陸については、丁度、社会保障と税の一体改革の議論
が行われている中に行われました。官邸・政府が参議院の状況に目を奪われた中で行
われた感じですが、このような問題には与野党が一致して対抗するところ見せなけれ
ばなりません。参議院で抗議決議をやることを進めます。諸外国がわが国の政治を見
ています。
 そして、ロシアに対しては、来月ウラジオストックでAPECがあります。ここで極東
ロシアの開発といった大きな枠組みの中で北方領土の経済開発などを打ち出すことが
できれば、北方領土返還への一歩になるかもしれません。
 ヨーロッパの金融危機は出口が見えない中、それが東アジアにも飛び火をするかも
しれません。そうなれば、ますます近隣諸国間で摩擦が生じる可能性は高いと考えます。
 対中国については、超党派の研究会の事務局をさせてもらっています。
 与野党の壁を越え、国益を考えて動くようにして行きます。


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直近のご報告です(時系列順)
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▽2012年8月13日
【李明博大統領の一連の対日活動】
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が先日の竹島上陸に引き続き、15日に演説で
「旧日本軍の従軍慰安婦問題に日本政府が責任ある措置とるべき」と発言した。
http://www.fujisue.net/archives/2012/08/post_1123.html

▽2012年8月13日
【「日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ」飯尾潤著】
著者は、淡々と記述しながらも55年体制崩壊後の混乱の原因の解明をしようとして
いると感じる。
http://www.fujisue.net/archives/2012/08/post_1122.html


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