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 ■■■ 藤末健三の政治の最前線 2013年第5回 ■■■
                                        

   2013/05/28

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目次
1.ご挨拶
2.藤末の国会での活動
3.講演会のご案内
4.メディア投稿記事
5.藤末の国会での役職
6.コラム
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DearName 


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1.ご挨拶
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平素より、応援いただきまして誠にありがとうございます。参議院議員 藤末健三です。

最近は、仲間の応援で週末どころか平日も地方へ出張している状況です。正直なところ「
民主党は逆風どころか、関心がない」状況になっています。

しかしながら、現在、自民党が進めている政策の多くは民主党の仲間が作ったもので、私
は党派を関係なく自分たちが作った政策を進めてもらうようにしています。
先日、総務委員会が終わった後に、新藤総務大臣と打ち合わせをさせていただきましたが
、新藤大臣から「藤末さんの質問は前向きで与党のようだ」と言われました。正直なとこ
ろ褒め言葉ではないと思いますが、私は「この危機的な状況で国のために何をするかの議
論を国会で行う義務があります」とお答えしました。

そのような中で今気になっているのが、「成長戦略」です。数は少ないのですが、金融市
場関係者と話をしていますと「大胆な成長戦略」がでないと失望が生まれると言われまし
た。これは参議院予算委員会でも甘利経済再生担当大臣に指摘しています。
アベノミクスの3本の矢、1本目の矢である「金融政策」は順調すぎるくらいだと思いま
す。また、内容は不十分とは言え補正予算と今年度予算は成立し、2本目の矢である「財
政政策」も動き出しました。
 そこで、次の矢である「成長戦略」となるわけですが、今まで公表されている成長戦略
はあまり革新性がありません。
私としては、

JIS+2D21巨大M&A促進制度(特に電機メーカー)
JIS+2D22マイナンバーを活用したICTによる社会の効率化戦略(総務省から出してもらいます
)JIS+2D23国際競争に勝てる総合取引所の創設(自民党と政府関係者に根回しを行なっています

以上3点を具体的に可能する制度改革をすべきであると考えています。
特にJIS+2D23については、穀物や工業製品の先物市場で中国に大きく遅れを取っています。強い
市場があれば、資金だけでなく、情報も人も集まります。
野党ではありますが、推進してきます。

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2・【 メールマガジン読者限定 】
  和泉洋人 内閣総理大臣補佐官に聞く、安倍政権の成長戦略について!!
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 6月26日(水)に、内閣総理大臣補佐官、和泉洋人氏を迎え、
「安倍政権3本目の矢 成長戦略 」についてご講演いただきます。。
 本勉強会は本メールマガジン購読者に限定してご案内いたします。ご多忙とは存じます
が、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。

■日時:2013年6月26日(水)18:30〜20:00
■場所:参議院議員会館内B105会議室
■参加費:無料

参加を希望される方は、6月21日(金)までに下記のメールアドレスにご連絡下さい。

maga@fujisue.net
お手数をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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3.藤末の国会での活動
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◆参議院総務委員会◆

予算が成立してから、一気に法案の質疑が始まりました。
参議院先議法案だった地方の義務付け・枠付けを変える3次一括法案に始まり、マイナン
バー法に基づく事務などを処理するために設置する地方公共団体情報システム機構法、電
波利用料の使い道を防災無線などにも使えるようにする電波法改正など、立て続けに質疑
を担当しました。
野党になってしまったからには、しっかりと質疑を行い、推進すべきものは応援し、止め
るべきものにはしっかりと苦言を呈していきたいと思います。


◆郵政◆

5月21日の参議院総務委員会の冒頭で、日本郵政グループの役員人事について新藤大臣
に対し、「郵政人事は政治によって翻弄されてきた。このようなことが続いてしまうと現
場の方が安心して働くことが出来なくなってしまうので、これを最後にしていただきたい
」ということと、「郵政グループの全体を理解し、郵政事業に愛情を持ったプロパーを経
営陣にしていただきたい」ということを申し上げました。
新藤大臣からは、「とにかく混乱を最小限に、そしてこれを最後にしたい」という答弁を
いただきました。


◆原発・エネルギー戦略◆

私が事務局長を務める民主党エネルギー環境調査会では、プリンストン大学のフランク・
フォンヒッペル氏とマイケル・シュナイダー氏にお越しいただき「プルトニウムの処理方
法」について講演していただきました。今後も、国内外の専門家からエネルギー政策に関
するお話をお聞きする予定です。
また、将来のエネルギー政策の方向性を示す法案作成を行なっています。昨年与党時代に
閣議決定した「革新的エネルギー・環境戦略」をベースに項目を整理し、法案化に向けて
作業を進めていきたいと思います。当初は、今国会中を目処に法案を仕上げる予定でした
が、法案の中身を充実させるために、期限を区切らずに作成する方向になりました。


◆財政・金融◆

日本の総合取引所創設に向けて様々な関係者にご説明、ご相談しています。
例えば、民間の証券会社の方に意見をお聞きしたり、政府の担当三役の方に相談に行った
り、実務者のトップにも話をしています。。参議院財政金融委員会の金融商品取引法の質
疑際に、質問に立とうと思っております。証券取引所と商品先物取引所が統合されている
のは、海外では一般的なことです。引き続き、総合取引所の設立に向けて取り組んでいき
たいと思います。


◆化学◆

明日の参議院災害特別委員会で、政府のコンビナート防災への取組について質問します。
非常に多くの産業に関わりがあるコンビナートは、日本の経済と雇用をささえています。
災害に強いコンビナートを整備することは、日本の産業を守ることにつながりますので、
積極的に取り組んでいきます。


◆自動車関連◆ 

今年の10月14日〜18日まで、ITS世界会議が東京で開催されます。
ITSとは、高度道路交通システムのことでIT技術を用いて、車・人・道路によって構
築する新たな道路交通システムです。このITSを世界3地域(アジア太平洋・米州・欧
州)を代表する団体が毎年共同で会議を開催しており、技術開発、政策、市場の動向など
の議論や情報交換を行なっています。ITSにおける日本の技術は他国よりも進んでおり
、国際標準の獲得など世界市場で日本がイニシアチブをとれるように、応援してきます。



◆福祉・医療◆
(ポリオ根絶議連) 
6月1日から3日まで横浜みなとみらいで開催される「第5回アフリカ開発会議(TIC
ADJIS+2D39)」の公式サイドイベントに、WHOやUNICEF、国際ロータリー財団などと
共催でこれまでの日本のポリオ根絶に向けた取り組みや議連としての活動の様子を展示す
るブースを出展することになりました。
一般の方もご覧いただけますので、是非みなとみらいのパシフィコ横浜・アネックスホー
ルへ足をお運びいただければ幸いです。


(高機能水勉強会) 

22日(水)に超党派「高機能水の普及を促進するための議員連盟」の設立総会を開催い
たしました。私は、事務局長に就任しました。
総会では、機能水振興財団の堀田事務局長をお招きし、高機能水の現状と今後の可能性に
ついてご講演いただきました。今後は、3ヶ月に1回を目処に開催していきます。高機能
水の様々な分野での活用や海外展開に向けた支援を行なっていきたいと思います。


◆サイバーセキュリティ◆ 

21日(火)参議院総務員会にて、マイナンバー法案の質疑に立ちました。
そこで、マイナンバーに関するサイバーセキュリティの質問をしました。
既にマイナンバーを導入しているアメリカや韓国では、個人情報流出や偽造クレジットカ
ードの利用などの被害が出ています。日本の導入にあたっては、サイバーセキリティをし
っかりと整備し、みなさまに安心して利用してもらえる制度にしなければなりません。
引き続き、サイバーセキュリティ政策に取り組んでいきます。


◆情報通信◆ 

今国会で審議される電波法改正案は、電波利用料の使途を市町村の防災行政無線と消防・
救急無線のデジタル化にするためにかかる費用の一部を補助出来るようにしようというも
のです。
法案の内容自体は反対するようなものではありませんが、電波利用についてはトラフィッ
クの問題もありますので、しっかりと質疑したいと思います。


◆宇宙関連◆ 

超党派の「日本・宇宙議連」を再開します。私は、事務局長に就任する予定です。
この議連は、10年前の2002年に超党派の議員連盟として発足し、日本の宇宙開発を
政治の舞台から推進することを目的としています。私も昨年の7月に超党派で内閣府に宇
宙戦略室の設置を後押ししたことなど、宇宙に係る政策に取り組んできた経緯もあります

この議連は、長い歴史もあり、多くの議員が参加していますので、政府や民間の方と連携
し、日本の宇宙政策を推進していきます。


◆アジア展開◆ 

私が、副幹事長を務める。超党派の「ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)
を支援する議員連盟」で、4月下旬に海外視察を行いました。インドネシア、ベトナム、
中国を巡るツアーでしたが、本会議の関係でインドネシアには参加出来ませんでした。
国会議員や民間企業の方合わせて、30名程度が参加しました。ベトナムでは、サン国家
主席と会談をし、「ベトナムに工業専門学校のような制度を両国の協力のもとに作れない
か」と提案しました。また、中国では、、政府である商務部(日本で言う経済産業省)と
の会合も行い、RCEP、日中韓FTAなど経済貿易面での日中連携の強化を議論しまし
た。商務部の担当課長の中に、私が通産省(現、経済産業省)時代にAPECの関係で会
っていた中国の役人がいました。会合終了後に挨拶したところ、彼は私が政治家になった
ことを喜んでくれました。
私には、アジアを一つにするという夢があります。そのためにも、アジア各国との連携を
推進し、その礎を築いていきます。


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4.メディア投稿記事 出版情報
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『ネットで新しい政治を作ろう!』
http://www.sbbit.jp/article/cont1/26201

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5.藤末の国会での役職
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◆参議院◆
・ 総務委員会 筆頭理事
・ 予算委員会 委員
・ 災害対策特別委員会 筆頭理事
・ 国際・地球環境・食料問題に関する調査会 委員

◆民主党◆
・ 海江田「次の内閣」ネクスト官房長官補佐
・ 政策調査会 副会長
・ 総合経済政策調査会 事務局長代理
・ 成長戦略・経済対策PT 幹事(このPTは総合経済政策調査会の下に入ります。)

・ エネルギー環境調査会 事務局長
・ 蓄電池振興議連 幹事
・ 分散エネルギー推進議員連盟 副幹事
・ 化学産業の未来を考える会 事務局長
・ 中小企業政策推進議員連盟 副幹事長
・ 知的財産制度改革推進議員連盟 事務局長
・ LPガス議員連盟 幹事長
・ 港湾振興議員連盟 事務局次長

◆超党派など民主党以外の活動◆
○ 障がい者所得倍増議員連盟 事務局長
○ 高機能水の普及を促進するための議員連盟 事務局長
・ 国際連帯税創設を求める議員連盟 副会長
・ 臨海部立地産業の競争力強化を推進するための超党派議員連盟  事務局長
・ 宇宙基本法フォローアップ議員協議会 幹事長代理
・ 超党派自然エネルギー振興議員連盟 事務局次長
・ 貸金業法改正研究会 共同代表
・ ポリオ根絶議員連盟 事務局長
・ 科学技術の会 幹事
・ APPU(アジア・太平洋国会議員連合)事務局次長
・ 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)を支援する議員連盟 副幹事長

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6.コラム 【 安倍総理に対する海外からの批判 】
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イギリスの雑誌“The Economist”に「Abe’s master pla
n」と題する安倍総理の経済政策、外交政策への評論が載っています。サブタイトルは「
Shinzo Abe has a vision of a prosperous and patriotic Japan. The economics looks
 better than the nationalism」となっており、ナショナリズムよりも経済の方がいい、とあり、私もEconomistと同じふうに捉えていま
す。

安倍総理は「憲法改正・靖国問題で頑張るよりも、段々と上向いている経済問題に重点を
置くべき」だと私も思います。
この記事では、安倍総理の政策を「富国強兵」に戻っていると指摘しています。
To explain the sheer ambition of his design, his people invoke the Meiji slogan fukoku kyohei: “enrich the country, strengthen the army”.

そして、印象的なのは、以下の記述です。
The danger abroad is that he takes too hard a line, confusing national pride 
with a destructive and backward-looking nationalism. He belongs to a minority 
that has come to see Japan’s post-war tutelage under America as a humiliation.
海外で危険なのは、安倍総理が破壊的で後ろ向なナショナリズムと国家の誇りを混乱させ、
あまりにも強硬な路線を取るということ。彼はアメリカの下で屈辱的な戦後の政治が行
われたと見る少数派に属している。(藤末訳)

それほど海外の記事を読んでいるわけではありませんが、Financial Times
やWashinton Postにも同じ論調の記事が出ています。
近年、これほど書かれている総理大臣はいないと思います。Abenomicsは完全に
英語になっています。
是非とも日本経済を復活させた総理大臣として新しい経済システムを日本に作ってもらい
たいと考えます。私も国会から日本型経済システムを提言していきます。

※以下 “The Economist”のweb上の記事
http://www.economist.com/news/leaders/21578044-shinzo-abe-has-vision-prosperous-and-patriotic-japan-economics-looks-better
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